スマホでPDFにする方法まとめ|写真・紙の書類・領収書・免許証・申込書を目的別に

「写真を1つのPDFにまとめてください」「書類はPDFで提出してください」——PDFにして送るように言われる場面は、思った以上に多くあります。ただ、何をPDFにしたいかによって、向いている方法は違います。この記事では、PDFにしたいものごとに、Androidのスマホでできる方法の要点をまとめ、くわしい解説記事を案内します。

結論から言うと、手元にある紙の書類・領収書・本人確認書類は「スキャン」で撮影してPDFに、すでに撮りためた写真は「画像からPDF作成」で1つのPDFにまとめられます。どちらも、Android用の無料アプリ「PDFツールキット」でできます(無料版は広告と小さな透かしが入ります)。

何をPDFにしたい? 早見表

PDFにしたいものから、向いている機能とくわしい解説記事を選べます。

PDFにしたいもの向いている機能くわしい記事
写真・画像(すでに保存してあるもの)PDFツールキットの「画像からPDF作成」、MediaToolboxの「画像をPDFに変換」写真を1つのPDFに変換する方法
紙の書類PDFツールキットの「スキャン」紙の書類をスマホでスキャンしてPDF化する方法
領収書・レシート手元の紙は「スキャン」、撮りためた写真は「画像からPDF作成」領収書をスマホでPDFにまとめる方法
免許証などの本人確認書類「スキャン」で表と裏を続けて撮影本人確認書類をスマホでPDFにする方法
届いたPDFの申込書(記入して返す)「ページを抽出」で取り込み、「サイン・書き込み」で手書きPDFの申込書にスマホで記入して返送する方法
複数のPDF「PDFを結合」スマホでPDFを結合・圧縮する方法
(逆に)PDFを画像にしたいMediaToolboxの「PDFを画像に変換」PDFを画像(JPEG/PNG)に変換する方法

写真・画像をPDFにするには?

すでにカメラロールにある写真は、PDFツールキットの「画像からPDF作成」で、選んだ写真を1つのPDFにまとめられます。選んだ順番がそのままページの順番になり、作成したあとでも「ページの並べ替え」で順番を直せます。この方法では写真がそのままページになり、傾きやトリミングの補正は行われません。MediaToolboxの「画像をPDFに変換」でも、カメラで撮った画像や保存済みの画像からPDFを作れます。

くわしくは写真を1つのPDFに変換する方法で解説しています。

紙の書類をPDFにするには?

紙の書類が手元にあるなら、PDFツールキットの「スキャン」を使います。カメラで撮影すると書類の枠が自動で検出され、傾きの補正とトリミングがされたPDFになります。複数ページの書類は、1ページ撮るごとに続けてページを追加し、最後に1つのPDFとして保存できます(1回のスキャンで最大30ページまで)。書類の四隅がすべて写る位置から、影がかからない明るい場所で撮るのが、きれいに仕上げるコツです。

くわしくは紙の書類をスマホでスキャンしてPDF化する方法で解説しています。

領収書・レシートをPDFにまとめるには?

手元のレシートは「スキャン」で1枚ずつ続けて撮って1つのPDFに、撮りためた写真は「画像からPDF作成」でまとめます。1回で30ページを超える月は、複数のPDFに分けて撮り、「PDFを結合」で1つにできます。「2026-10_交通費」のように月や用途が分かる名前を付け、「検索できるPDFにする」(OCR)をかけておくと、店名や金額で探せるようになります。ただし、かすれた印字や手書きの文字は認識されにくいことがあります。

領収書のPDFが、税務上の保存の要件(電子帳簿保存法など)を満たすかどうかは、取引の内容や保存の方法によって条件が異なります。この記事は操作方法の紹介であり、要件の判断は示していません。必要な場合は、国税庁の案内や税理士、勤務先の経理担当者に確認してください。

くわしくは領収書をスマホでPDFにまとめる方法で解説しています。

免許証などの本人確認書類をPDFにするには?

「スキャン」で表面を撮り、続けて裏面を撮ると、表が1ページ目・裏が2ページ目の1つのPDFになります。カードのツヤやホログラムに照明が映り込むと文字が読めなくなるので、角度を少し変えて撮ってみてください。保存したら拡大して、氏名・住所・番号などの文字が読めるかを確かめてから提出します。マイナンバーカードのように番号が載っている書類は、提出先が指定した面だけを送るようにします。

撮影やPDF化の処理は端末の中で行われ、アプリが書類を外部サーバーに送ることはありません。

くわしくは本人確認書類をスマホでPDFにする方法で解説しています。

届いたPDFの申込書に記入して返すには?

メールで届いたPDFは、端末に保存してから、PDFツールキットの「ツール」にある「ページを抽出」で全ページを選んでライブラリに取り込みます。取り込んだ書類のページの︙メニューから「サイン・書き込み」を選ぶと、記入欄の上に指で手書きできます。キーボードでPDFのフォーム欄に入力する機能はありません。書き込みは「保存」すると取り消せないので、はみ出しや書き漏れがないかを確かめてから保存してください。

くわしくはPDFの申込書にスマホで記入して返送する方法で解説しています。

PDFにしたあとに使える機能は?

  • 複数のPDFを1つにまとめる:「PDFを結合」(2つ以上のPDFを選びます)
  • ファイルを軽くする:「PDFを圧縮」。ページを画像として作り直すため、文字の検索・コピーはできなくなり、画質も下がります
  • 文字を検索・コピーできるようにする:「検索できるPDFにする」(OCR)
  • ページの順番や向きを直す:「ページの並べ替え」「回転」

機能ごとのできること・できないことは、AndroidでPDF編集する方法|スマホでできること・できないことにまとめています。PDFが重くて送れないときは、PDFが重くて送れない時の対処法も参考にしてください。

逆に、PDFを画像にしたいときは?

PDFの1ページをSNSに投稿したい、スライドに貼りたいといったときは、MediaToolboxの「PDFを画像に変換」で、PDFの各ページをJPEGまたはPNGの画像として書き出せます。PDFツールキットでも、ページの︙メニューの「画像で共有」で、1ページずつ画像として送れます。

くわしくはPDFを画像(JPEG/PNG)に変換する方法で解説しています。

PDFツールキットはすべての機能を無料で使えますが、無料版では広告が表示され、共有・送信するPDFの各ページ下部に小さく「Created with PDF Toolkit」と透かしが入ります。「透かしなしで書き出す」(動画広告を1本見ると、そのPDF1回分)か、買い切りのPRO版で外せます。MediaToolboxも無料で使えますが、広告が表示されます(買い切りのPRO版で非表示にできます)。どちらもAndroid専用のアプリで、iPhone(iOS)には対応していません。

まとめ

スマホでPDFにしたいときは、手元の紙なら「スキャン」、撮りためた写真なら「画像からPDF作成」が基本です。領収書は月や用途が分かる名前を付けてまとめ、本人確認書類は表と裏を続けて撮り、届いた申込書は取り込んでから手書きで記入します。提出する前に、文字が読めるか、提出先が指定するファイルの条件に合っているかを確かめましょう。くわしい手順は、それぞれの解説記事を参考にしてください。

PDFツールキット アイコン

PDFツールキット

スキャン・結合・分割・圧縮・OCR文字認識までこれ1つ。カメラで撮ってすぐPDF化できる無料アプリ。

📲 無料でダウンロード

主な機能や使い方の流れ、よくある質問は、PDFツールキットの紹介ページにまとめています。PDFと画像の相互変換については、MediaToolboxの紹介ページをご覧ください。

よくある質問

Q. 何枚もの写真を、1つのPDFにまとめられますか?

A. はい。PDFツールキットの「画像からPDF作成」で、選んだ写真を1つのPDFにまとめられます。選んだ順番がページの順番になり、作成したあとに「ページの並べ替え」で直すこともできます。

Q. 「スキャン」と「画像からPDF作成」は、どう違いますか?

A. 「スキャン」はその場でカメラを起動し、書類の傾き補正とトリミングを自動で行ってからPDFにします。「画像からPDF作成」は、すでにカメラロールにある写真をそのままPDFにまとめる機能で、補正は行いません。

Q. 1つのPDFに、何ページまでスキャンできますか?

A. 1回のスキャンでまとめられるのは、最大30ページまでです。それより多いときは、複数のPDFに分けて撮影し、「PDFを結合」で1つにまとめられます。

Q. 無料で使えますか?

A. PDFツールキットはすべての機能を無料で使えますが、無料版では広告が表示され、共有・送信するPDFに小さな透かしが入ります。「透かしなしで書き出す」(動画広告を1本見ると、そのPDF1回分)か、買い切りのPRO版で外せます。

Q. iPhoneでも使えますか?

A. PDFツールキットとMediaToolboxはAndroid専用のアプリで、iPhone(iOS)には対応していません。iPhoneの標準機能で無料でできるPDFの作業(署名や書き込みなど)は、スマホのPDF編集アプリ、iPhoneはサブスク・Androidは無料が多い傾向で紹介しています。

著者:佐藤雄一(実業家・100台以上の自作PC実績/PADI認定ダイバー)。詳しいプロフィールはこちら。