領収書をスマホでPDFにまとめる方法|経費精算・確定申告の準備に

経費精算や確定申告の時期になると、財布やカバンに溜まった領収書・レシートの整理に手間取ります。紙のまま束ねるより、スマホで撮影してPDFにまとめておけば、探す・送る・保管するのがぐっと楽になります。この記事では、領収書をまとめてPDF化する手順と、後で困らないための整理のコツを紹介します。

結論から言うと、手元の紙は「スキャン」で1枚ずつ撮って1つのPDFにし、撮りためた写真は「画像からPDF作成」で一括変換します。月ごと・用途ごとにファイルを分けておくと、あとで探しやすくなります。

領収書をPDFにしておくと何が楽になる?

  • 提出が楽になる:経費精算でファイルを添付したり、経理の担当者にメールで送ったりするとき、1つのPDFなら1回で済みます
  • あとで探しやすくなる:月ごとにまとめておけば、「あの出張の領収書」をすぐ見つけられます。OCRをかければ、店名や金額で検索もできます
  • 紛失や劣化を防げる:感熱紙のレシートは、時間が経つと印字が薄れやすいものです。早めに撮っておけば、読めるうちに記録を残せます
領収書のPDFが、税務上の保存の要件(電子帳簿保存法など)を満たすかどうかは、取引の内容や保存の方法によって条件が異なります。この記事は操作方法の紹介であり、要件の判断は示していません。必要な場合は、国税庁の案内や税理士、勤務先の経理担当者に確認してください。

手元のレシートを1つのPDFにまとめる手順は?

  1. PDFツールキットを開き、ライブラリ画面右下の「スキャン」をタップする
  2. レシートを机の上に平らに置き、四隅が入るように1枚ずつ撮影する。1枚撮るごとに、続けてページを追加できる
  3. 自動で検出された枠を確認し、ずれていれば四隅を動かして合わせる
  4. 保存すると、撮影した全ページが1つのPDFとしてライブラリに追加される
  5. 書類画面の「名前を変更」(鉛筆アイコン)から、月や用途が分かる名前に付け直す

1回のスキャンでまとめられるのは最大30ページまでです。レシートが多い月は、前半・後半など複数のPDFに分けて撮影し、ツールの「PDFを結合」で1つにまとめられます(結合には2つ以上のPDFを選びます)。

撮りためた写真からPDFを作るには?

すでにカメラロールにレシートの写真がある場合は、ツールの「画像からPDF作成」で、選んだ写真を1つのPDFにできます。ただしこの方法では、写真がそのままページになり、傾きやトリミングの補正は行われません。台形に写ってしまった写真が多いときは、「スキャン」で撮り直したほうがきれいに仕上がります。

スキャンと画像からのPDF作成、どちらを選ぶ?

場面向いている方法特徴
紙のレシートが手元にあるスキャン傾き補正・トリミングが自動で行われる
すでに写真で撮りためた画像からPDF作成写真がそのままページになる(補正なし)
1回で30ページを超える複数回に分けて、PDFを結合結合は2つ以上のPDFを選ぶ

あとで探しやすくする整理のコツは?

  • 月ごと・用途ごとに分ける:「2026-10_交通費」のように、あとで見て分かる名前を付けます
  • 文字で探せるようにする:ツールの「検索できるPDFにする」(OCR)をかけると、店名や金額で検索できます。ただし、かすれた印字や手書きは認識されにくいことがあります。スマホでPDF内の単語を検索する方法も参考にしてください
  • 1枚ずつ別のPDFで出すルールのとき:ツールの「PDFを分割」で「ページ数ごと」を1にすると、1ページずつのPDF(「分割PDF 1」「分割PDF 2」…)になります
  • 向きがバラバラのとき:ページの︙メニューの「回転」で、1ページずつ直せます

提出・共有するときの注意点は?

  • 提出先のルールを先に確認:1つのPDFにまとめるのか、1枚ずつ別にするのか、ファイルサイズの上限はいくつか、といった決まりに合わせます
  • 無料版は共有時に透かしが入ります:共有・送信するPDFには、各ページの下部に小さく「Created with PDF Toolkit」と入ります。社外に出す書類で気になるときは、「透かしなしで書き出す」(動画広告を1本見ると、そのPDF1回分)かPRO版(買い切り)を使います
  • 容量が大きいとき:ツールの「PDFを圧縮」で小さくできますが、画像として作り直すため、文字の検索・コピーはできなくなり、画質も下がります。圧縮後も金額が読めるか確認してください。PDFが重くて送れない時の対処法で詳しく解説しています
  • 写っている情報に注意:領収書には、個人名やカード番号の一部が載っていることがあります。提出先に不要な情報が含まれていないか、送る前に確認します

まとめ

領収書やレシートは、手元の紙なら「スキャン」、撮りためた写真なら「画像からPDF作成」で、スマホだけで1つのPDFにまとめられます。月ごと・用途ごとに名前を付けて整理し、必要に応じてOCRで検索できるようにしておくと、経費精算や確定申告の準備が楽になります。

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よくある質問

Q. レシートは、1枚ずつ別のPDFにしたほうがいいですか?

A. 提出先のルールによります。1つにまとめるなら「スキャン」で続けて撮影し、1枚ずつ別にするなら、まとめたPDFをツールの「PDFを分割」で「ページ数ごと」を1にして分けられます。

Q. レシートの向きがバラバラになってしまったときは?

A. ライブラリで書類を開き、直したいページの︙メニューから「回転」を選びます。1回タップするごとに時計回りに90度回り、その場で保存されます。

Q. PDFにしたレシートの文字や金額で検索できますか?

A. ツールの「検索できるPDFにする」(OCR)をかければ、店名や金額で検索できるようになります。かすれた印字や手書きの文字は、認識されにくいことがあります。

Q. 感熱紙のレシートも、きれいに撮れますか?

A. 明るい場所で、照明が反射しない角度から撮ると読みやすくなります。印字がかなり薄れていると、撮影しても読めないことがあるので、早めに撮っておくのがおすすめです。

Q. PDFにして保存しておけば、税務上の保存の要件を満たしますか?

A. この記事では判断できません。要件は取引の内容や保存の方法によって異なるため、国税庁の案内や税理士、勤務先の経理担当者に確認してください。

著者:佐藤雄一(実業家・100台以上の自作PC実績/PADI認定ダイバー)。詳しいプロフィールはこちら。