ダイビング中の機材トラブル体験談|インストラクターを信じることの大切さ

ダイビング中、機材トラブルによって一瞬呼吸ができなくなった経験があります。水中でそうした事態に直面したとき、何よりも大切だったのは「インストラクターを信じて指示に従うこと」でした。その体験と、講習で習うエア切れ時の基本対応を紹介します。

結論から言うと、水中トラブルの一番の対処法は、自分だけで解決しようとせず、講習で習った基本行動とインストラクターの指示を信じることです。

実際に起きた機材トラブルとは?

筆者は過去に、機材の不具合によって水中で一瞬呼吸ができなくなるという経験をしたことがあります。頭では落ち着かなければと分かっていても、実際に息が吸えない瞬間は強い焦りを感じるものです。それでも大きな事故につながらずに済んだのは、日頃の講習で学んだ基本行動と、そばにいたインストラクターの存在があったからだと感じています。

そのとき助けられたのは何だった?

トラブルが起きたそのとき、まず自分でなんとかしようと焦るのではなく、インストラクターのサインや誘導に従って行動したことが、落ち着きを取り戻す一番の助けになりました。水中では、パニックになって不規則な行動を取ることが一番危険です。「自分一人で解決しよう」とせず、「訓練を受けた人の指示に従う」という判断ができたことが、結果的に一番の安全策になったのだと思います。

水中でのトラブルは、誰にでも起こり得ます。大切なのは「トラブルを起こさないこと」だけでなく、「起きたときにどう行動するか」を事前に頭に入れておくことです。

講習で習う「エア切れ」時の基本対応とは?

PADIのオープンウォーター講習では、早い段階でエア切れ・呼吸トラブル時の基本対応を学びます。

  1. 落ち着く:まず慌てず、呼吸ができる姿勢を保つ
  2. サインを出す:喉に手を当てる「エア切れ」のハンドシグナルでバディやインストラクターに伝える
  3. オクトパスを使う:バディの予備のレギュレーター(オクトパス)から呼吸を確保する
  4. 落ち着いて浮上する:バディと密着した状態で、決して息を止めずにコントロールされた速度で浮上する

この一連の流れは、講習中に何度も練習することで体に染み込ませておくものです。頭で分かっているだけでなく、体が自然に動く状態にしておくことが、実際のトラブル時に生きてきます。

パニックを防ぐために日頃からできることは?

  • 基本スキルを定期的に復習する:しばらく潜っていない期間があるときは、リフレッシュ講習を受ける
  • 自分の器材の扱いに慣れておく:レンタルではなく自分の器材を使う本数が増えるほど、トラブル時の対応もスムーズになる
  • 不安があれば潜水前にインストラクターに伝える:体調や気になる点は正直に共有しておく
  • 無理なダイビング計画を組まない:自分の経験・体力に見合ったポイント・本数を選ぶ

筆者自身、こうした経験を通じて、より体系的に緊急時対応を学べるレスキューダイバーを受講しようと思うようになりました。

まとめ

水中での機材トラブルは、決して他人事ではありません。だからこそ、講習で習う基本対応をしっかり身につけ、いざというときはインストラクターや訓練された知識を信じて行動することが、自分自身を守る一番の方法です。

よくある質問

Q. 水中でエア切れになったらまず何をすべきですか?

A. まず落ち着き、喉に手を当てる「エア切れ」のハンドシグナルでバディやインストラクターに伝えます。その後、バディのオクトパス(予備のレギュレーター)から呼吸を確保します。

Q. パニックにならないためにはどうすればいいですか?

A. 自分一人で解決しようとせず、訓練を受けたインストラクターやバディの指示に従うことが、結果的に一番の安全策になります。日頃から基本スキルを復習しておくことも有効です。

Q. リフレッシュ講習はどんな人が受けるべきですか?

A. しばらく潜っていない期間がある人におすすめです。基本スキルを体に染み込ませ直すことで、実際のトラブル時にも落ち着いて対応できるようになります。

Q. 機材トラブルはよく起こるものですか?

A. 頻繁に起こるものではありませんが、誰にでも起こり得ます。起きたときにどう行動するかを事前に頭に入れておくことが大切です。

Q. この経験はレスキューダイバーの受講にどうつながりましたか?

A. この経験を通じて緊急時対応をより体系的に学びたいと感じ、レスキューダイバーを受講しようと思うきっかけの一つになりました。

著者:佐藤雄一(実業家・100台以上の自作PC実績/PADI認定ダイバー)。詳しいプロフィールはこちら。