レスキューダイバーとは?受講条件・できること・資格の内容
アドバンス・オープンウォーターの次のステップとして名前を聞くことが多い「レスキューダイバー」。ファンダイビングを楽しむだけなら必須の資格ではありませんが、取得すると水中での視野がまったく変わると言われています。受講条件や学ぶ内容を解説します。
結論から言うと、レスキューダイバーはセルフレスキューと他のダイバーの救助方法を学ぶ、安全管理に重点を置いた資格で、アドバンス取得後・一定本数を重ねた人におすすめのステップです。
レスキューダイバーとは?
レスキューダイバーは、PADIのCカードの中でアドバンス・オープンウォーターの上に位置するライセンスです。自分自身のトラブル対処(セルフレスキュー)に加えて、疲労したダイバーやパニックになったダイバーへの対応、行方不明ダイバーの捜索、反応のないダイバーへの対処など、緊急時の対応スキルを体系的に学びます。ダイビングを「自分が楽しむ」ことから「仲間の安全にも目を配る」ことへと意識を広げる、大きな転換点になる講習です。
受講条件は?
- アドバンス・オープンウォーター・ダイバー(AOW)を取得していること
- 心肺蘇生法・応急処置(PADIではEFRなど)の講習を過去24ヶ月以内に修了していること
- ある程度の経験本数(ショップにより目安は異なりますが、20本前後を推奨されることが多い)
AOWを取得したばかりでもすぐに挑戦できる場合はありますが、水中での基本スキルにある程度慣れてから受講したほうが、講習の内容に集中しやすくなります。
レスキューダイバーで学べることは?
- セルフレスキュー:足がつった、疲労した、パニックになりかけたときの自己対処法
- 疲労・パニックダイバーへの対応:水面で助けを求めているダイバーへの近づき方、落ち着かせ方、曳行(えいこう)の方法
- 行方不明ダイバーの捜索:一定時間戻らないバディを組織的に捜索する手順
- 反応のないダイバーへの対応:水中から浮上させ、水面で人工呼吸をしながら岸やボートまで運ぶ手順
- 緊急管理シナリオ:複数のトラブルが同時に起きる想定の実技シナリオを通して、状況判断力を鍛える
座学だけでなく、プールや海洋での実技練習が中心になるため、体力的にもハードな講習として知られています。それだけに、修了したときの達成感や自信は大きいとよく言われます。
なぜ「視野が変わる」と言われるのか?
レスキューダイバーの講習を通して、多くのダイバーが「自分だけでなく、バディや周囲のダイバーの様子を常に意識するようになった」と口にします。エア残量や体調のサインにいち早く気づく、ちょっとした違和感を見逃さないといった習慣が身につくため、結果的に自分自身のダイビングもより安全になるという副次的な効果もあります。
取得後にできることは?
レスキューダイバーは、プロコースであるダイブマスターの受講条件にもなっています。プロを目指さない人にとっても、頼れるバディとして仲間から信頼されるようになったり、緊急時に落ち着いて行動できる自信を持てたりと、趣味としてダイビングを続けていく上でも大きなメリットがあります。
まとめ
レスキューダイバーは、ファンダイビングを楽しむだけなら必須ではないものの、「安全に長くダイビングを続けたい」と思うなら取得する価値の大きい資格です。アドバンスを取得してある程度本数を重ねたら、次のステップとしてぜひ検討してみてください。
よくある質問
Q. レスキューダイバーはアドバンスの直後でも受講できますか?
A. 受講条件を満たせば可能ですが、水中での基本スキルにある程度慣れてから受講したほうが、講習の内容に集中しやすくなります。
Q. 心肺蘇生法の資格がなくても受講できますか?
A. PADIのレスキューダイバーコースでは、過去24ヶ月以内の心肺蘇生法・応急処置(EFRなど)の受講歴が条件になります。未受講の場合は同時に受講できるショップもあります。
Q. レスキューダイバーはファンダイビングだけなら不要ですか?
A. 必須ではありませんが、安全に長くダイビングを続けたいと考えるなら取得する価値の大きい資格です。
Q. レスキューダイバーの講習は体力的にきついですか?
A. 座学だけでなく、プールや海洋での実技練習が中心になるため、体力的にハードな講習として知られています。それだけに修了時の達成感は大きいと言われます。
Q. レスキューダイバーの次にあるステップは何ですか?
A. レスキューダイバーは、プロコースであるダイブマスターの受講条件にもなっています。プロを目指さない場合でも、頼れるバディとしてのスキルが身につきます。