適正ウェイトの見つけ方とフィン選び|沖縄と積丹、ウェットとドライで感覚が全然違う
中性浮力を安定させる第一歩は、自分に合った「適正ウェイト」を見つけることです。ですが、潜るエリアやスーツの種類によって必要なウェイトはまったく変わり、筆者自身、沖縄のウェットスーツと積丹のドライスーツで感覚をつかむのに苦労しました。フィン選びで泳ぎやすさが変わった経験もあわせて紹介します。
結論から言うと、適正ウェイトはスーツの種類・厚み・タンクの素材で変わるため、エリアやスーツが変わるたびに毎回確認し直す必要があります。
ウェイトはなぜ必要?
ウェットスーツやドライスーツは、素材の性質上それ自体が浮力を持っています。何もつけずに潜ろうとすると体が浮いてしまうため、腰やBCDに鉛のウェイトをつけて、水中で沈みも浮きもしない「中性浮力」の状態を作ります。適正な量より軽いと沈みにくく、逆に重すぎると余分な空気をBCDに入れる必要が出て姿勢やフィンキックの効率が悪くなります。
沖縄と積丹で感覚がまったく違ったのはなぜ?
筆者は沖縄・慶良間ではウェットスーツ、北海道・積丹ではドライスーツを着用して潜っていますが、同じ自分の体でも、必要なウェイトの量はまったく別物でした。理由はいくつか重なっています。
- スーツの種類による浮力の違い:ドライスーツはウェットスーツよりも浮力が大きく、中に着るインナーの厚みでも変わる
- スーツの厚みによる違い:暖かい海用の薄いウェットスーツと、寒い海用の厚みのあるスーツでは浮力が異なる
- タンクの素材による違い:アルミタンクとスチールタンクでは、タンク自体の浮力特性が異なる
こうした要素が組み合わさるため、「前回のエリアでちょうど良かったウェイト」がそのまま次のエリアで使えるとは限りません。最初は毎回戸惑いましたが、潜るたびに少しずつ調整していくことで、自分なりの感覚がつかめるようになりました。
フィン選びでも感覚は変わる?
フィンの素材によっても泳ぎやすさは大きく変わります。筆者はプラスチック系の硬いフィンを使っていたとき、BCDに空気を入れて水面に浮いている状態で泳ぐのが大変だと感じていました。フィン自体の浮力とのバランスが合わず、思うように推進力が出せなかったためです。そこでアンクルウェイト(足首に付けるウェイト)を装着したところ、この泳ぎにくさがかなり解消されました。
その後、フィン自体もバイオフィンプロに変更しましたが、これも非常に快適で、水面移動・水中どちらの泳ぎやすさも向上しました。同じ「ウェイト」の話でも、腰につけるウェイトだけでなく、フィンとのバランスまで含めて調整すると、ダイビング全体の快適さが大きく変わることを実感しています。
まとめ
適正ウェイトは、体格だけでなく、潜るエリア・スーツの種類・フィンとの相性まで含めて決まるものです。エリアやスーツを変えるたびに戸惑うのは自然なことなので、焦らず毎回確認しながら、自分に合ったバランスを見つけていきましょう。
よくある質問
Q. 適正ウェイトはどうやって確認しますか?
A. BCDの空気を抜いた状態、タンク残圧が少なくなった潜水終盤で、水面で目線の高さに浮いて静止できるかどうかで確認する方法が一般的です。
Q. エリアが変わるとウェイトも変える必要がありますか?
A. はい。スーツの種類・厚み、タンクの素材などによって浮力が変わるため、エリアやスーツを変えるときは最初のダイビングで必ず確認し直すのがおすすめです。
Q. ドライスーツはウェットスーツよりウェイトが重くなりますか?
A. 一般的にドライスーツはウェットスーツよりも浮力が大きく、中に着るインナーの厚みでも変わるため、より多めのウェイトが必要になることが多いです。
Q. フィンが硬いと何が問題になりますか?
A. プラスチック系の硬いフィンは、BCDに空気を入れて水面に浮いている状態で泳ぐ際にバランスが取りづらく、推進力が出しにくいことがあります。アンクルウェイトの装着で改善する場合があります。
Q. アンクルウェイトはどんな人におすすめですか?
A. 軽いフィンで水面移動がしづらいと感じる人や、脚が浮きやすく姿勢が安定しない人におすすめです。