慶良間・積丹で出会った海の生き物|クジラ・ネムリブカ・マグロ・トド・ウミガメ

ダイビングの魅力は、器材や技術の話だけでは伝わりきりません。結局のところ、水中で何に出会えるかが一番の醍醐味です。この記事では、筆者が沖縄・慶良間諸島と北海道・積丹で実際に出会った生き物たちを、そのときの感動とあわせて紹介します。

結論から言うと、慶良間ではクジラ・ネムリブカ・マグロ、積丹ではトドという特別な出会いがあり、どちらのエリアでも定番のウミガメとの遊泳が一番心地よい体験でした。

慶良間諸島で出会った生き物は?

潜る前に見たクジラ

今でも強く印象に残っているのが、ダイビングポイントに向かうボートの上で見たクジラです。まだ器材も着けていない、潜る前の何気ない移動時間に、水面近くをクジラが泳いでいくのが見えた瞬間は鳥肌が立ちました。慶良間諸島は冬場を中心にクジラの回遊ルートに近いことで知られており、海況やタイミングが良ければ、ダイビングとは別に船の上からその姿を見られることがあります。潜る前からこれだけの興奮を味わえたのは、慶良間ならではの経験でした。

岩陰で眠るネムリブカ

慶良間の海で印象的だったのが、ネムリブカとの遭遇です。ネムリブカはその名の通り、昼間は岩陰や砂地でじっと動かずに休んでいることが多いサメで、人を襲うような性質はなく、ダイバーが少し離れて観察する分には危険はありません。初めて岩の下でじっとしているネムリブカを見つけたときは、「サメ」と聞いて身構えていた分、その穏やかな姿とのギャップに驚かされました。

群れで通り過ぎるマグロ

潮の流れがあるポイントでは、マグロの群れに遭遇したこともありました。近くをまとまった数のマグロが一気に通り過ぎていく迫力は、写真や映像で見るのとはまったく違う体験です。魚影の大きさと泳ぐスピードに、思わず目で追いかけてしまいました。

積丹で出会った生き物は?

1月、トドに会いに行った日

北海道・積丹では、1月初旬にトドに会いに行くダイビングを経験しました。冬場、北から回遊してくるトドと一緒に泳げるツアーがあり、沖縄の暖かい海とは装備も雰囲気もまったく異なる、冷たく澄んだ海の中での特別な体験でした。水中を優雅に、そして力強く泳ぐトドの姿は、陸上でのイメージとはまったく違う印象を受けます。

クジラやトドのような大型の海洋生物と出会うダイビングは、その季節・エリアならではの特別な体験です。ただし、いずれも野生動物なので、追いかけたり触れたりせず、生き物のペースを尊重しながら距離を保って観察するのがマナーです。

やっぱり気持ちがいい、定番のウミガメ

クジラやトドのような非日常的な出会いも印象深いですが、振り返って一番「気持ちよく潜れた」と感じるのは、実はウミガメと一緒に泳いだときです。慌てず自分のペースで泳ぐウミガメの横について一緒に泳いでいると、不思議と気持ちが落ち着き、ダイビングをしていて良かったと素直に思える瞬間です。派手さはなくても、こうした定番の生き物との出会いこそが、ダイビングを長く続けたくなる理由の一つだと感じています。

まとめ

クジラ、ネムリブカ、マグロ、トドといった特別な出会いも、ウミガメと泳ぐ穏やかな時間も、どちらもダイビングでしか味わえない体験です。同じ海でも、行くエリアや季節によって出会える生き物はまったく異なります。これからダイビングを始める方には、こうした生き物との出会いも楽しみの一つとして、ぜひ色々なフィールドに足を運んでみてほしいです。

よくある質問

Q. ネムリブカは危険なサメですか?

A. ネムリブカは昼間は岩陰や砂地でじっと休んでいることが多く、人を積極的に襲うような性質はありません。ただし野生動物なので、触れたり近づきすぎたりしないよう距離を保って観察しましょう。

Q. 積丹でトドと泳げるのはいつごろですか?

A. 冬場、北から回遊してくるトドと一緒に泳げるツアーがあります。筆者は1月初旬に参加しました。時期はツアーやショップによって異なるため、事前に確認してください。

Q. 慶良間でクジラを見られる可能性はありますか?

A. 慶良間諸島は冬場を中心にクジラの回遊ルートに近いことで知られており、海況やタイミングが良ければ、ダイビングとは別に船の上からその姿を見られることがあります。

Q. 野生動物との遭遇で気をつけることはありますか?

A. クジラやトドのような大型の海洋生物は野生動物です。追いかけたり触れたりせず、生き物のペースを尊重しながら距離を保って観察するのがマナーです。

Q. ウミガメには慶良間以外でも会えますか?

A. ウミガメは沖縄の多くのダイビングポイントで見られますが、慶良間諸島は特に遭遇率の高いエリアとして知られています。

著者:佐藤雄一(実業家・100台以上の自作PC実績/PADI認定ダイバー)。詳しいプロフィールはこちら。